珈琲担当:かなめ

まずは、珈琲担当の"かなめ"です。
1993年富山県射水市(旧新湊地区)うまれ。
二歳上に、生まれつき重い障害を持った兄を持ち、小さい頃から親と一緒に支援学校や病院に着いて行くような生活を送り、その影響もあり、理学療法士の道へ。
大学卒業後は富山市内の病院で勤務していましたが、一年経たずして仕事に行けなくなり…→うつ病の診断を受けました。
その後も資格を活かし職を転々としましたが、どれも続かず…
自信喪失、アイデンティティの崩壊により、ひきこもり生活をしていた時期がありました。
そんな時、高校時代の担任の先生から、砺波市にある"みやの森カフェ"さんに連れて行って貰ったことが、一つの分岐点でした。
もう一つ分岐点があり、ちょうど同時期くらいに、
「珈琲を自分で淹れて飲んだらカッコいい」
という、何とも浅はかな動機から珈琲を趣味にしようとし始めました。
元々珈琲自体苦くて飲めず、珈琲難民になっていたところ、呉羽にある珈琲豆専門店の"桝カフィ"さんとの出会いがもう一つの分岐点でした。
その頃はコロナ前で、開店時間中居座っていた時期もありました。(桝カフィさん、その節は本当にありがとうございました)
そんなこんなで、珈琲にどハマりし、焙煎も自分でするようになりました。
そして、みやの森カフェでその話をしていたところ、
「うちで、手淹れの珈琲出してみない⁉︎」
と、誘って頂き、"かなめ珈琲"として、カフェの営業日の一部で間借り営業をスタートさせました。
そうやって、外へ出たり、調子が悪くなってひきこもったりという生活を繰り返しながら、少しずつ【脱】ひきこもりになってきた折り、妻のまみとの出会いがありました。
その間も色々とありましたが、本当にありがたいことに、ひきこもりだったただの弱者男性の私が結婚する事に…‼︎
入籍のタイミングで、色々とご縁があり、井波に移住する事になりました。
そして、くらし灯オープンへと話は繋がります。
今も月一回通院治療を続けており、服薬もしています。
正直なところ、だいぶ良くなってきたとはいえ、今でも調子のムラはあり、動けなくなる時もあります。(夏と冬はヤバい)
子どもが1人いますが、「とーさんは鬱やから‼︎笑」ととーさんのことを理解してくれているようです。(マジでありがたい…)
色んなことにトライしてきましたが、いわゆる社会不適合者ってやつで、普通に働けない。
妻のまみに、「家で働いたらいいよ」と言ってもらえなかったら、私の人生はもっと詰んでいたことでしょう。本当にありがとう。
私たち夫婦の、お互いの"好き"である、珈琲とアート。
アート喫茶としてやっていますが、私自信アートとは無縁の生活をしてきており、美術館は中学生の夏休みの宿題で一度行った事があるだけで、アーティストである妻の話をしこたま聞いたり、見たりしても、全くアートが理解出来ていません。いつも、何をやろうとしてるのか、まるでサッパリですが、楽しそうなのでやれば良いと思っています。
くらし灯は現在、週休2日として営業していますが、基本的にお店番をする私がコンナなので、臨時休業は絶えないと思いますが、できる限り多くの日営業出来たらなと思っています。
アートが好きな人、じゃない人、
珈琲が好きな人、じゃない人、
色んな方が関係なく、気軽に集えるような、開けた空間にしていきたいなと思っています。
かなめ珈琲のnote
note.com/kaname_coffeeかなめ珈琲のオンラインショップ
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